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「シティ・オブ・ゴッド」の恐ろしさ、「ローサは密告された」の強さ、「万引き家族」の快活さ、「判決、ふたつの希望」の歯痒さを、全て網羅している!特に12歳の少年と幼児の存在感が半端ない。これはもはや映画ではなく、彼らがそこに確かに生き、存在しているようだ。本年度ナンバー1。未来に子を持つ親として、親から生まれた過去の子供として、地球上の全てのオトナ達は、本作を体験するべきだ。この映画の“子供たちの存在”だけは、語り伝えなければならない。そして、レバノンのナディーン・ラバキー監督の存在に畏怖するべきだ。
小島秀夫 ゲームクリエイター
この映画に出会えたことに感謝する。 平成29年度の司法試験の出題趣旨を読みながら、「人を愛する権利」と「公共の福祉」とを天秤にかけることに、何のためらいもないかのような司法試験委員に、私は怒りを覚えた。 「愛し、愛される権利」を全ての人々の権利とするためにも、この映画が人々のものとなることを期待する。
木村草太 憲法学者
戦場の兵士のように諦めきった瞳で、ゼインはそれでも戦う。子どもたちを残酷な世界から守るため。あなたは彼の微笑みを見ることができるか。
町山智浩 映画評論家
ナディーン・ラバキー監督の慈愛に溢れながらも冷厳なまなざしがアラブ世界のディストピアをえぐり出す。アラブ人監督としての覚悟。そして1人の母として見る未来。ラバキー監督の新境地がここにある。
佐野光子 アラブ映画研究者
幼い少年が鍋の中に赤ん坊を積んで路上をゆく姿が心に焼きついた。子どもの未来を先喰いする仕組みが、ほら、僕らの目の前にもあるではないか。
金平茂紀 ジャーナリスト
なぜ自分は生まれてきたのか考えてしまう子、 親にどうして自分を生んだのだと責めたくなる子、 そんな子の将来が幸せなものであれと願う。心から
室井佑月 作家
むごたらしいほどの苦難の中で、子供が必死に守ろうとしているものは何か。それに気づいた時に、信じられないほどに圧倒的に心揺さぶられた。つらい日々を送っているすべての人たちにぜひ観てほしい。
佐々木俊尚 作家・ジャーナリスト
残酷な宿命を背負った少年は、稀有でも、別世界の存在でもない。ハリボテの「美しい世界」の裏側で、現実を生きている。
吉川ばんび ライター・編集者
強烈なインパクトの映画です。全員が生き延びるのに必死で、誰も一方的に悪くない悲劇の話、でも不思議とどこか希望の兆しも感じられます。
ピーター・バラカン
 ブロードキャスター
子どもたちの浮かべる表情は、社会の混沌そのものだった。 誰か一人を咎めても、搾取の構造は変わらない。 でも、どこかから解きほぐさなければならないのだ。
安田菜津紀 フォトジャーナリスト
 
子供は生まれてくる境遇を選べない。演技ではない真実の姿が胸を打つ。 ねぇ、なぜ僕を産んだの? 貧しさのせいなのかな、きっと世界には、そんな気持ちで生きる子供たちがたくさんいる。 こんな悲しい映画があっていいのだろうか…
フィフィ タレント
わずかな救いもなく、何一つ選ぶことも許されない過酷な人生の中で、自ら生きる手綱を握ろうとする、世の中のすべての「ゼイン」に、一握りの希望を与えてあげたい。
ヤン・イクチュン 映画監督・俳優
子供の目の高さで語られる現実。そこには目を背けたくなるような光景が広がっている。ラバキー監督は目を背ける私たちをそれでも直視させる。これぞ映画の力!
サッシャ
 タレント/金曜ロードSHOW!ナビゲーター
国は違えど、私がみつめてきた難民の子どもたちの瞳と重なった。天国と地獄は、想像の世界ではない。彼らの心の中にあるのを私は感じる。理不尽にあえぐ時、大人たちが無気力に沈む時、他人の無償の優しさに触れるとき、社会が近しい誰かを蔑む時、言葉に、視線に、態度にそれはあらわれる。ゼインもそれを知っているのだ。
松永晴子
 特定NPO法人国境なき子どもたち
ゼインの叫びは、紛争や貧困に苦しむ世界中の子どもたちの叫びのように聞こえました。そしてどんな厳しい環境にあっても自分より弱い者を守ろうとする彼の姿は、人間の強靭さを思い出させてもくれます。辛いだけでなく、力もくれる作品です。
伊藤かおり
 AAR Japan[難民を助ける会]

Reviews

圧倒される覚悟を。
-VULTURE
愛嬌と絶望感とを同時に伝えるゼインの表情。
―THE WASHINGTON POST
感情に強く訴える作品力。
―DEDLINE
精神や感情の持久力を鍛えられているような、 情熱あふれる作品。
―EXPRESS
心をかきたてる一種の映画制作の奇跡。
―THE WARP
卓越したパフォーマンス。
―THE HOLLYWOOD REPORTER